2020/10/12 15:04
2017年に作った「星の航海図と星使いのカバン」という作品です。
数字をカウントするものとしてではなくカタチとして捉え、「8」というカタチを基準として、
グラフィックデザイナーの松尾浩一さんと、数字のオリジナルタイポグラフィを作りました。
フィボナッチ数列と素数をそれぞれ図形化し、それに「星の航海図」と名前を付け、
白い和紙に白の発泡インクでシルクスクリーンで手刷りし、遠くから見ると真っ白に見えるようにしました。
「星使いのカバン」と名付けたターコイズブルーのカバンの内側には、星の航海図が刷り入れてあります。
動画は2019年11月、ドイツのGEDOK STUTTGARTというアートギャラリーで展示した際のものです。
星の航海図の右側に配置した「星使いのカバン」と名付けたターコイズブルーのカバンの内側には、
「星の航海図」の素数版が刷り入れてあります。
ちなみに「星使いのカバン」を英語に翻訳すると「a stargazer's bag」となります。
stargazerは星をじっと見つめる人という意味があって、それが翻り「夢みる人」とも言うそうで、
「星使いのカバン」とは「夢みる人のカバン」でもあります。
かつて、ベルリンで「sowale」という素敵なお店を営んでいた、只松靖浩さんと一緒に
「星と素数」という短い物語も書きました。